大家の交流会で受けた刺激と、次の一手の考えごと

先日、「関東不動産交流会in池袋」という大家さんの集まりに参加してきました。主催のお二人が定期的に開いている会で、私が顔を出すのは2回目です。平日の夜18時から21時まで、20〜30人ほどが集まり、自己紹介のあとテーマを決めてディスカッション、そのあとはフリートーク、という流れの3時間でした。
最近は物件をある程度買い進めてきて、「さて、次はどうしようか」と考えていたところでした。同じように不動産に向き合っている人や、DIYで物件を直している人の話を聞いて、何か刺激をもらえたら——そんな気持ちでの参加です。
集まったのは、いい意味で「普通の人」たち
参加者は埼玉の方が多く、知らない地名がたくさん出てきて新鮮でした。一方で隣の席は横浜の方で、ご近所感のある人もいて、ほどよい距離感でした。
全体を通して印象的だったのは、自慢話に終始する人がいなかったことです。みなさん自分のことを率直に話したり、人の話を興味を持って聞いたりしていて、「いい大家の会だな」と感じる、話しやすい3時間でした。
DIYの実例に、素直に刺激を受けた
今回いちばん面白かったのが、DIYの話です。
戸建てを5戸ほど買って、自分で直しているという方がいました。床のフワフワした部分を補修して、壁紙を貼り、ペンキを塗る。コツコツと手を動かされている。
印象に残ったのは、別の方が「3ヶ月で直し切らないと」と話していたことです。リフォームをだらだら続けるのではなく、期限を区切って一気に仕上げる。「そういう感覚もあるのか」と、自分にはない発想で新鮮でした。
さらに驚いたのが、足場を2ヶ月半・19万円で組んでもらい、戸建ての外壁と屋根の塗装まで自分でやったという強者です。「そういうやり方もあるのか」と、聞きながら唸ってしまいました。
私自身、いままさに横須賀の戸建てを再生しているところなので(その様子は「横須賀の戸建て再生記」としてこのブログでも連載しています)、こうした生の話はモチベーションに直結します。
市況の話:「1億円の壁」
取引事例の話も勉強になりました。
その日に決済してきたという方がいて、新築から7年・20㎡の単身向けアパートを利回り8%前後で取得したとのこと。
不動産の売買をフルコミットでやられている方の話では、都内は1億円超の物件が大半で価格が高騰、逆に1億円未満の手頃な物件はすぐに消えるか、現金買いの人が持っていく、という肌感でした。手が届きやすい価格帯ほど競争が激しい、というのは自分の実感とも重なります。
融資の選択肢は、思っているより広い
融資まわりでは、自分が使ったことのない選択肢の話をいくつか聞けました。
- AGビジネスサポート:戸建て向けに融資をしてくれるノンバンク(金利は4%台と高め)
- auじぶん銀行:会社員属性向けに、提携の不動産会社経由で使えるケースがあるとのこと
- 出光クレジット:そのほかの選択肢として名前が挙がっていたノンバンク
金利や条件はそれぞれですが、「物件と属性に応じて、こんなに引き出しがあるのか」と、選択肢の幅を知れたのが収穫でした。
不動産×SNS集客という世界
そして、いちばん「おお」と思ったのが、不動産系でSNSのフォロワーを2万人ほど抱えている方がいたことです。SNSで集客しているとのことで、「そんな展開をしている人がいるのか」と純粋に驚きました。
私もこのブログやSNSで大家業のことを発信しているので、もっと突っ込んで話を聞いて、発信のやり方を分析してみたかった——というのが、心残りです。
さて、次の一手をどう考えるか
今回参加して、いちばん向き合うことになったのが「次の一手」でした。
選択肢はいろいろあります。
- これまでの木造路線を、このまま着実に続けていく
- 新築に踏み出す
- RC(鉄筋コンクリート)の一棟に挑戦する
- 民泊のような新しい運用に手を出す
- いま再生中の戸建てを、きちんとビジネスとして軌道に乗せる
「たくさんの挑戦をしたい」という気持ちは、もともと自分の中にあるものと一致しています。一方で、「では事業としてどこまで広げるのか、どのくらいのペースで安定させていくのか」という目標は、正直まだ自分の中でしっかり固まっていません。自分はどちらかというと、現場で手を動かすのが好きな職人寄りのタイプだと思っています。ただ、会社として続けていくには、それだけではなく、事業をどう運営して、どう伸ばしていくかという経営の視点も必要だな、とあらためて感じました。
ありがたいことに、会では「数年で複数棟は早いね」と評価していただきました。自分では当たり前に進めてきたつもりだったので、外から見た評価をもらえたのは素直に嬉しかったです。だからこそ、ここから先の方向性は、焦らずゆっくり言葉にしていきたいと思っています。
主催者・参加者のみなさんへ
最後になりますが、こうした場を定期的に開いてくださっている主催のお二人、そして当日お話しさせていただいたみなさんに、あらためて感謝します。いい方ばかりで、3時間があっという間でした。
次回はぜひ、主催のお二人ともじっくりお話ししたいですし、SNS発信をされている方の話も聞いてみたいと思っています。
これからも大家業に正面から向き合いながら、AIも活用しつつ、自分たちのやり方を発信していきます。またこうした場でお会いできるのを楽しみにしています。
