インテリアはセンスじゃない!AI活用で理想の部屋を実現できる

「インテリアってセンスでしょ?」そんな思い込みを変えるAI活用法
「おしゃれなお部屋にしたいけど、センスがないから...」 「雑誌のインテリアは素敵だけど、なぜ素敵に見えるのかわからない」
そんな風に思ったことはありませんか?
実は、素敵に見えるインテリアには明確な理由があります。そして今、AI画像生成を使えば、その理由を「見える化」して学ぶことができるのです。
本日のブログでは、AIを使って各種インテリアの写真を作成し、それぞれのポイントを分析してみました。添付の写真のようにさまざまなスタイルを試してみました。
ベースとなる写真
空室写真として以下の画像を利用しました。
こちらは弊社の保有する物件の部屋の一つになります。AIでお試しされる際には、こちらを素材として利用いただいても構いません。

AIでインテリア別に画像生成した結果
以下のように、インテリア別にステージングやリフォーム写真を生成することができました。具体的なプロンプトは後述します、お楽しみに!
(注意:執筆時点(2025年8月)ではChatGPT5を利用)
北欧風
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モダン風
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和モダン
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インダストリアル
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ガーリー風
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カフェ風
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ボヘミアン
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ミニマリスト
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AIに「インテリアのプロ」になってもらう方法
各プロンプトはこのような内容です。
ベース写真に対して、ステージングとリフォーム(壁や床や照明も変更可)を行い、○○なインテリアの写真を生成してください。
このようにお願いすると、いい感じに写真を作ってくれました。
さらに、以下のようにインテリアのポイントを聞くと詳しく教えてくれます。
生成した写真について、○○なインテリアにするために行った変更点を教えてください。
各インテリアスタイルの「なるほど!」ポイント
🏠 北欧風の場合
🔹「北欧風」としているポイントのまとめ
- 明るい木目の床 → 光を反射し、部屋を広く感じさせる。
- オフホワイトの壁 → 温かみのあるシンプルな背景。
- 自然素材の家具 → ナチュラルウッド+ファブリックの組み合わせ。
- 自然モチーフの小物 → 植物やリーフ柄アートで北欧の「自然との共生」を表現。
- 柔らかい光 → シアーカーテン+間接照明で「ヒュッゲ(心地よさ)」を演出。
🏢 モダン風の場合
🔹「モダン風」としているポイントのまとめ
- ライトグレー基調の壁 → モノトーンで都会的な洗練感を演出。
- 直線的なグレーソファ → 装飾を排したシンプルなライン。
- ホワイトの円形テーブル → 木目ではなく単色で無駄を削ぎ落とした感じ。
- 幾何学的なモノクロアート → 色数を減らして直線・幾何学で統一。
- 黒のスチール脚 → 金属素材でシャープさを強調。
🌸 和モダンの場合
🔹「和モダン」としているポイントのまとめ
- 木枠の障子風建具 → 和の要素を取り入れつつ採光も確保。
- 一部に置き畳を敷設 → 木フローリングと畳の和洋融合。
- 座卓風の丸型テーブル → 和室に馴染む高さとデザイン。
- ラタン調のペンダントライト → 自然素材で和モダンらしさを強調。
- 竹モチーフのアート → 落ち着きと現代性のバランスを表現。
⚙️ インダストリアルの場合
🔹「インダストリアル」としているポイントのまとめ
- コンクリート調の壁面 → 無骨で工業的な雰囲気を演出。
- ダークブラウンの床材 → 重厚感のある工場風の印象。
- 黒スチール脚の家具 → 金属の質感で機械的なクールさを表現。
- 裸電球のペンダントライト → 工場照明を思わせる実用性重視のデザイン。
- レザーやヴィンテージ小物 → 使い込まれた質感で歴史を感じさせる。
💕 ガーリー風の場合
🔹「ガーリー風」としているポイントのまとめ
- パステルピンクの壁紙 → 女性らしい優しく可愛らしい印象。
- 白基調の家具 → 清潔感と上品さを演出。
- 花柄やレース素材 → フェミニンな装飾で甘さをプラス。
- 丸みのある家具デザイン → 角ばった印象を避け、柔らかな雰囲気。
- ゴールドのアクセント → 華やかさと高級感を添える。
☕ カフェ風の場合
🔹「カフェ風」としているポイントのまとめ
- 濃いブラウンの木材家具 → カフェらしい温かみのあるヴィンテージ感。
- レンガ調のアクセントウォール → 街角カフェの外観を室内に再現。
- 観葉植物の配置 → 緑で自然の癒しとおしゃれ感をプラス。
- アンティーク調の照明 → ペンダントライトで落ち着いた店舗風の雰囲気。
- 黒板やメニュー風装飾 → カフェの看板要素で遊び心を表現。
🌺 ボヘミアン風の場合
🔹「ボヘミアン風」としているポイントのまとめ
- 暖色系の壁色 → オレンジやテラコッタで異国情緒を演出。
- 民族調のラグやクッション → エスニックな柄で自由奔放さを表現。
- マクラメや流木装飾 → 手作り感のあるアートで個性を強調。
- 低めの座椅子やローテーブル → リラックスした床座スタイル。
- 間接照明とキャンドル → 温かく神秘的な光で雰囲気作り。
⚪ ミニマリストの場合
🔹「ミニマリスト」としているポイントのまとめ
- 真っ白な壁と床 → 余計な装飾を排除した究極のシンプルさ。
- 必要最小限の家具のみ → 機能性を重視し無駄を一切省く。
- 直線的でシンプルなデザイン → 装飾性より機能美を追求。
- 単色使いの統一感 → 白・グレー・黒の3色以内に限定。
- 隠す収納の徹底 → 生活感を完全に排除したクリーンな空間。
今すぐ始められる!AI活用インテリア検討の3ステップ
ステップ1:現在のお部屋を撮影
まずはスマホで現在のお部屋を1枚撮影しましょう。特別なカメラは不要で、部屋全体が写る角度から撮影すれば十分です。できるだけ明るい時間帯に撮影すると、AIが部屋の詳細を正確に認識しやすくなります。
ステップ2:AIに理想のスタイルで変換してもらう
撮影した写真をAI画像生成ツールにアップロードし、上記で紹介したプロンプトを使って画像生成を行います。最初は欲張らず、気になる1つのスタイルから試してみることをおすすめします。複数のスタイルを一度に試すよりも、まずは1つをじっくり検討する方が学びが深くなります。
ステップ3:「なぜ?」を聞いてノウハウを学ぶ
生成された画像を見て終わりではなく、必ずAIに「なぜこの変更を行ったのか」を質問しましょう。得られた回答はメモに残しておくと、実際の模様替えや家具選びの際に非常に役立つ知識となります。この「なぜ?」を繰り返すことで、センスではなく理論に基づいたインテリアができるようになります。
失敗例から学ぶ!よくあるインテリアの落とし穴
AIに様々な失敗パターンも分析してもらうことで、避けるべきポイントも明確になります。
よくある失敗パターン1:色を使いすぎる
インテリア初心者がやりがちなのが、「好きな色をたくさん使えば華やかになる」という考え方です。しかし実際は、3色以上使うと統一感が失われ、まとまりのない空間になってしまいます。特にビビッドカラーを多用すると、視線が定まらず落ち着かない部屋になってしまいます。
よくある失敗パターン2:スタイルの混在
「北欧風も好きだし、インダストリアルも素敵」と、複数のスタイルを無計画に混ぜてしまうパターンです。それぞれは素敵でも、テーマを決めずに「好きなもの」だけを集めた結果、統一感のない印象の部屋になってしまいます。スタイルには必ず一貫性が必要です。
よくある失敗パターン3:照明への無関心
天井の蛍光灯だけで済ませてしまい、せっかく素敵な家具を揃えても雰囲気が台無しになるケースです。照明はインテリアの印象を大きく左右する重要な要素です。間接照明の効果を軽視してしまうと、どんなにおしゃれな家具でも魅力が半減してしまいます。
よくある失敗パターン4:サイズ感の無視
部屋の広さに対して家具のサイズが合っていないパターンです。小さな部屋に大きすぎる家具を配置すると圧迫感が生まれ、逆に広い空間に小さすぎる家具だけでは寂しい印象になってしまいます。空間とのバランスを考慮することが重要です。
AIなら「なぜこのパターンが失敗するのか?」も論理的に教えてくれるので、感覚ではなく理論で理解できます。
まとめ:センスではなく知識で、理想のお部屋を
今回AIを活用してインテリアの各スタイルを分析した結果、どれも明確な理由とルールに基づいていることがわかりました。各インテリアについてそれぞれポイントを教えてもらうことで、なんとなくのセンスによるインテリアから、ノウハウや知識に裏付けられたインテリアを行えるようになります。
「なぜそのインテリアが素敵に見えるのか?」の理由がわかれば、センスに自信がなくても理想のお部屋づくりができます。
AI画像生成を用いた、お部屋のバリューアップ、ぜひ色々と挑戦してみてください!